いかにも秋

深まった秋をイメージしました。


私が完全にコントロールできるのはここまで。
この先、石鹸とお湯でガシガシ縮めていくと、色が詰まって、裏の色が混じったりもして、全体がオートマチックに決まって行きます。だいたい想定して作るんだけど、でも思ったより落ち着いたなぁ、とか、予定より素朴になったなぁ、とかは、いつも多少あって、面白いです。
陶芸の釉薬の変化ほどではないけれども。


実はここまでの作業が好きなんです。色水遊びの延長みたいで。
今回は、ベースにもなり裏側にもなる部分に、明るい赤を使いました。インド茜という植物染料を使って染められたコリデールで、これが、後から効いてくると良いなぁ、と思います。
油絵やアクリル画を描く時の、地塗りみたいな感じかな?
海の風景描く時はオレンジにしたり、逆に人物描くときは青緑塗ったり、後で置くだろう色の補色にあたる色を塗ったりするんですよね、地塗り。眼の補色残像の法則に則って。そうしとくと、より後の色が冴えて見える、というのが、セオリーです。
フェルトでも、少しそういうのを意識します。あと、繊維の絡み合いの効果を期待します。
絵の具と違うのは、色が混じっても濁る事が無い、ってことかな?ベースの羊毛の細い繊維が、縮絨するうちに表面にも出てきて、複雑な色合いになっていくけど、彩度は落ちません。あ、遠目はダルなトーンに見えますけどね、近くに寄ると濁ってないの。これ良いと思う。
石鹸水を含ませたところ。光の加減で地味に見えますが。
これからどんな風にフェルトになってくれるかな〜?


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